【書評】社内SEという仕事は過渡期のもの?
社内SEという立場から会社のITに関わっているHさんからも感想を頂きました。
お立場上、経営陣に「ITプロジェクトって難しくて、お金がかかるんですよ・・」と説明する機会が多いと思うのですが、これが難しいんですよね。
「会社のITはエンジニアに任せるな!」の中で、「なぜ高く感じるのか?」を色々な側面から説明しました。
これをエンジニアじゃない人に分かってもらうのに苦労している人は多いと思いますね。
Hさん、感想およせいただき、ありがとうございました!
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ITエンジニア(社内SE)側の立場からしても、経営層からよく求められる
以下の点を説明する資料として、とても有効です!
・ITプロジェクトの難しさ
・ITシステムの投資金額の高さ
プロジェクトや要件定義の技法をまとめた書籍は多々ありますが、上記をシン
プルかつ分かりやすく解説した書籍は初めてだと思います。
また良くあるシステム導入の背景で「後はシステムがやってくれる」という
丸投げを防ぐ処方箋にもなります。
(考えたこと)
長年社内SEの仕事をしてきた身からすると、色々と示唆に富む内容でした。
まだ読み終わっていませんが、以下のことを考えました。
・中小企業でのPL育成
→外部ベンダーの力を借りなければ、そもそも成り立たない。
・作らないシステムへの流れ
→欧米のパッケージ活用方法や各種クラウドサービス拡充など、そもそも
一品もののプラント型ITを自社最適に作る領域が小さくなってきている。
個人的には「社内SE」という仕事は過渡期のもので将来的には無くなる職種
では?との仮説を持っています。
できればリタイアするまでこの仕事を続けたいと思っていますが、どういう領域
で自身の付加価値を上げていけば良いのか、その点を見直すきっかけにもなり
ました。
少し外れてしまう内容もありますが以上感想とさせて頂きます。