「会社のITはエンジニアに任せるな!」特設サイト

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【書評】『ビジョナリー・カンパニー2』に勝るとも劣らぬ感動

いま一緒にプロジェクトに取り組んでいるMさんからも、書評を頂きました。

「ビジョナリー・カンパニー2」は白川にとって究極の本「the Book」ですので、さすがにこれと比べられるとムズムズしますが、嬉しいですね。

 

Mさんはエンジニアではないのですが、企画職で「ITのちからも使いつつ、もっといい会社にしよう」と毎日アイディアを出しまくっている方です。まさに、この本のドンピシャの想定読者でして、こういう方がITの本質について理解してくださると、確実に会社は変わるんですよね。

Mさん、プロジェクトでの検討がお忙しい中、ありがとうございました!

 

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『会社のITはエンジニアに任せるな!』ですが、惹き込まれるように読ませていただきました。経営からの視点で書かれていますが、若手から中堅どころのメンバーにも是非、読んでほしい1冊です。

以前にご紹介いただいた『ビジョナリー・カンパニー2』にも本当に感銘を受けましたが、この『会社のITはエンジニアに任せるな!」は、自分の業務内容に近い事柄が多く、身近に感じることができたからか、自分の中では『ビジョナリー』に勝るとも劣らぬ感動を覚えました。

 

「なぜITのプロジェクトはこんなに失敗するのか」

「なぜITはこんなに高いのか?」

「なぜIT担当者は何も約束しないコミュニケーションスタイルをとるのか」

など、日頃、ITについてモヤモヤしていたことが分かりやすく言語化されていて、全てがスッと腹落ちした気分です。

 

そして、このIT開発の現状を少しでも前に進めるために、キーマンとなるプロジェクトリーダーを多く育てようとされている姿勢にも非常に共感しました。

新国立競技場問題など、タイムリーなトピックについても本質的な問題点を分かりやすく噛み砕いてあったので、良かったです。名著『失敗の本質』が活かされていないのは新国立競技場に限った話ではありませんから、会社にも変革リーダーが必要だと改めて思いました。

 

自分の経験からも「経営」「業務」「IT」ではそれぞれ違う言語が語られている感覚なのでその断絶・隙間を埋めていく人材の厚みを増していくことは非常に重要だと気付きました。