「会社のITはエンジニアに任せるな!」特設サイト

白川克の書籍「会社のITはエンジニアに任せるな!」に関する情報を集めています。                                    読んだ感想を是非、「IT_kansouあっとまーくml.ctp.co.jp」までメールでお寄せください。こちらに転載させていただきます!

【書評】ITの本質が判らないと経営者、幹部として役に立たない

「やじうま瓦版」というサイトに、かなりしっかりした紹介文を載せていただきました。
伊勢神宮式年遷宮の話とか、「エンジニアに任せるな!」と言いながらエンジニアを有効に活用するすべが書いてあるなど、僕の意図を的確に汲んでくださっていて、ありがたい紹介です。

 

ブログ主の方は、ベテランエンジニアさんでしょうか?

「昔やっていた開発プロジェクトなどを思い出しながら今も昔も同じようなことを繰り返している感じがした。」とありますが、そうなんですよ。

Web系アプリ系のITとは違って、企業内で使うIT(この本で言うところのプラント型IT)は、20年前からあまり進歩していませんね。
僕がこの本を書いた動機の一つでもあります。

 

最後に
「昔、入社時先輩にお前の仕事は今やってる仕事をなくすこと。この開発部門をなくすこと。と言われた。その意味が今頃になって判って来たような気がする。」
というエピソードを紹介頂いていますが、僕も以前、ブログに似た話を書いたことがあります。
「自分の仕事をリストラする、あるいは変革プロジェクト向きの風土」

ご紹介、ありがとうございました!
記事は下記のリンクです。

princeyokoham.sakura.ne.jp

【書評】考え方の癖を正していくのにとても役に立つ

「私のお勉強日誌」というブログで紹介していただきました。
記事の中で「経営者は、ITで会社を思い通りに動かせ」というコラムについて紹介してくれています。
ここに触れた書評は僕の見た限り初めてなんですが、嬉しいですねぇ。

ちょっと抽象的な話なので、コラムに追いやってしまったのですが、本当はこの本のメインメッセージにしたかったんですよ。
「社員を教育し思い通りに動かすことで、ビジョン通りの会社にする」
のと全く同じように
「ITに業務を教えこんで、自分の思い通りの会社にする」
ということです。

強く意識しているかどうかは別として、ITを作るということは、経営の意志を込めることです。
だから、経営者はITを誰かに丸投げしてはいけないのです。
ITを使って思い通りに会社を動かす、を意識せずに経営するのは、他社が携帯でコミュニケーションしている時代に、狼煙でコミュニケーションしているみたいなものです!

大関さん、ありがとうございました!

 

labo-study.com

【書評】クライアントとの関わり方はとても理想的

就活中の学生さんが本を読んでくれました。
いいね。
就活中にも関わらず、目先の自己啓発本とかではなく、こういう「そもそも何なのか?」みたいな本をちゃんと読むのはいい。

しかもブログをちゃんと書くのは、僕が学生だった頃とは大違いだな・・。

 

「学生さん向けの本」ではなく、社会で普通に働いている人向けに作られた本を通じて、きちんとしたイメージを作り、地に足をつけた就活をして欲しい。

僕は就活は適当で、卒論研究で頭がいっぱいだったので、最初に就職した会社の社長面接の直前まで

情報ネットワーク社会の展開 | 今井 賢一 | 本 | Amazon.co.jp

を読みふけっていた。入ってきた社長に「何の本かね?」と聞かれるところから面接が始まったのを覚えている。

 

読んでいただき、ありがとうございました!

あと、気が向いたらケンブリッジの説明会にも来てみてください。

 

m-tenenbaum.hatenablog.com

 

【書評】「効果が数値で示せるならば、社長が判断する必要はない」に激しく同意

超丁寧な感想をブログに上げてくださった方がいます。

「半日かかった」と書いてありますが、それだけ熟読してくださって、著者冥利に尽きますねぇ。

プロダクトのプリセールスをされているご自身の立場から、普段接しているIT部門の方の立場を考えたり、自分がいままで持っていなかった視点を整理して書き出してみたり。

 

1人の本好きとして、こういうのは非常に正統的な読書の仕方だと思います。

単に読み流すのではなく、「自分にとっては?」「今の職場だと?」「あの人の立場で言うと?」みたいに、具体的なことに引き寄せて、考えながら読むということです。

こうすると、

・本に書いてあること(抽象)

・自分の身の回り(具体)

を往復することになるので、身につくというか、いざその知恵を使うべきタイミングで、適切に使えるようになるんですよね。

すいません、ちょっと余談が盛り上がっちゃいましたが、書評を上げてくれたブログは以下です。

 

networker18.hatenablog.com

【書評】IT導入の本当の意味を読みやすい文章で教えてくれる

細川義洋さんが、書評をAmazonに載せてくださいました。

細川さんは、IT紛争の民事調停委員を長くつとめていらっしゃり、ITプロジェクトの破綻のプロフェッショナルです。その経験を活かして、最近は本や記事を意欲的に発表しておられます。

例えば、「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」や最新刊「プロジェクトの失敗はだれのせい?」などです。

 

「会社のITはエンジニアに任せるな!」へも、このような立場からの、非常に鋭いというか、熱い書評を書いてくれています。

僕もそうですが、ITプロジェクトについて深く知ると、うまくいかないのはなぜかも見えてくるので、その大事なことが蔑ろにされていることへの憤りみたいなのを感じるんですよね・・・。

以下に、細川さんの書評をAmazonから転載します。

 

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ユーザ企業において、ただのシステム部門長が、CIOになる為に絶対に必要な考え方を、システム担当者が自分の仕事の位置付けと意味を知る為に必要な事柄を、そして、何より、ユーザ企業自身が、経営に寄与するITを導入する為に持つべき視点を、わかりやすく教えてくれる。


ITはITの為にある訳ではない。ITは組織の業務改善の為にあるのであり、経営に寄与すべきものである。手段の一つに過ぎない。
ところが、世のユーザ企業の多くは、この手段に固執し、それが本当に必要なものかも分からず、そして、それを受け入れる体制を準備することもなく、性急にシステムを導入してしまう。


経営的な目的が定かでない、コンピュータありきのIT導入は、要件やその優先順位を定め切れずに失敗するか、運良くプロジェクトがうまくいっても、結局のところ、入れて良いIT出会ったのかどうかを評価することすらできない。


ERPを導入しよう。SAPがいいらしい。SAPには、こんな機能がある、これはうちの業務にも合いそうだ・・・。
こんな動機でITを導入すれば、後に待っているのは、無駄な投資の山と、ツールいじりが好きな人だけが、喜ぶオモチャだけだ。


ITはツールであって目的ではない。
組織の経営目的、それをどのような方針のもと、どのような業務プロセスで実現するか、業務に求められる要件は何であって、そのうち、どの部分をIT化するのが、最も効果的か、ITは、そうした検討の結果、ある意味、止む無く入れるものである。
どうしても必要だから、仕方なく入れるものである。

 

この本は、IT導入時にユーザ企業で起こりがちな、過ちや誤解を避け、ユーザ企業の経営者、CIO、システム部門、そしてエンドユーザに至るまで、IT導入の本当の意味と、その段取り、必要な準備を、読みやすい文章で教えてくれる。

ユーザ企業だけでなく、ベンダーのプロマネにも、経営やITのコンサルタントにも、ぜひ、読んで欲しい一冊だ。この本を読む3,4時間で、IT導入に対する考え方が変わるかもしれない。

 

 

【書評】顧客への視点を戻せた気がする。

比較的最近、コンサルタントになった方のブログで、「会社のITはエンジニアに任せるな!」を取り上げてもらいました。

「ITプロジェクトで良いプロジェクトオーナーになるための10の鉄則」

を紹介してくれています。

 

僕の本の紹介よりも、他の記事が、なんというか「若くていいなー。青臭いなー」と思って、全部読んでしまいました。優れたプロフェッショナルになって欲しい。

 

miyarappo716.hatenablog.com

【記事更新】あなたは、自分が欲しいものを言えますか?【第5回】

またまた、ダイヤモンド・オンライン連載のご案内。

今回は要件定義についてです。

 

ウチの会社(ケンブリッジ)が20年前に創業した時、看板ノウハウは要件定義の記述でした。それ以降、多様なノウハウを開発してきましたが、要件定義の技は未だに古びることなく、ITに絡むプロジェクトでは毎回使っています。

僕も3冊目の本として、当初は「会社のITはエンジニアに任せるな!」ではなく、要件定義の本を書こうと思っていたくらいです。

それくらい、要件定義って難しいんだよね・・という話を記事に書きました。この記事が掲載された後、Twitterで「今、真っ最中だけど、この難しさを痛感してる・・」という誰かの呟きが流れてました。思わず「そう、難しいけど、頑張れ!」と思っちゃいましたね。

diamond.jp